中国の今
10月31日~11月5日の5日間、大学の学祭で学校が休みなのを利用して、祖国に帰りました。
両親が今、中国で食品関係の会社を経営していて忙しくてなかなか会えないので、少しでも家族でいる時間を作ろうと思い、帰りました。
両親が今経営者をしている、という話はまた後で触れますね。
いつか、中国のことを紹介できたらいいなーと思いながらも、スケールがデカすぎて、まとまらないんですよね。笑
今日は、両親の会社の手伝いなどもしている身として、ビジネスや人口などの観点から中国(専門家でもなんでもありません。ただ生活していた者として)をご紹介できればと思います。
本日の目次はこちら!
中国ってどんな国?
中国についての概略をざーーっと書いてみます
国名:中華人民共和国
首都:北京
人口:約14億人(2018年現在)【引用元:https://www.populationpyramid.net/ja/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E4%BA%BA%E6%B0%91%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD/2018/】
民族:56民族(うち漢民族が約98%、残り2%を55民族が占めている)
中華人民共和国の行政区分は台湾省を含む23の省、5つの自治区、4つの直轄市、及び2つの特別行政区から成る。中国政府は地方政府独自の旗を禁止しており特別行政区の香港、マカオを除き独自の旗を持っていません。
ちなみに、ネット規制がものすごくて、中国本土ではLINEやFacebookなどのSNSは使えません
微信(wechat)という中国版LINEや微博という中国版Twitterのみです。
首都の他に、経済の中心は上海にあり、アジアのシリコンバレーと呼ばれる深圳などがあります。ざーーーっとこんな感じですかね。
日本は東京に行政と経済と人口とが一極に集中しているけど、中国はなんと全てがバラバラなんです!しかも来年には第2の首都が出来上がる予定なんですよね。
詳しく知りたい方は、この本をオススメします!
【未来の中国年表】(近藤大介著、講談社現代新書)
今回僕が訪れた場所(両親が働いている場所)は、陝西省咸陽市であり、日本でいうところの奈良に当たります。
秦の始皇帝が都を置いたところですね。その後、中国王朝の都はお隣の西安に移るのですが、日本も奈良から京都へと都が移りましたよね。
人口200万人で、西安と合わせると人口は1100万人にのぼります。
中国で経営をするとはどういうことか
さて、中国式経営についてすこし感じたことを書きたいと思います。
まずは、日本と違って、資本主義国家ではなく、社会主義国家であるという点です。
もうまんまですが、中国は何をするにしても役人・役所がついているということです。だから、日本みたいに何でもかんでも自由というわけにはいきません。
しかし逆にいうと、役所や役人がバックについているかどうかで、ものすごく変わってきます。
あんまり詳しいことはお伝えできませんが、父は幸運にもたくさんのご縁をいただき、今は3300坪の製造工場があり、従業員は200人に満たないくらいの人が働いています。
今は主に、無農薬なもやし・豆腐・豆乳を製造しています。
(中国の食品に農薬が入っていたり、異物が混入していたりしていた事件のニュースをみなさんもご存知だと思います。)
あんまり、父の仕事を紹介していても意味がないので、このくらいにして、中国式経営に話を戻しますね。
僕がもう一つ感じる中国式経営の特徴は、スピードが日本の100倍、1000倍くらいということです。今回は、父の会社と提携を考えている日本のパン製造の方も咸陽に連れて行ったのですが、その方がいうには、「いまの中国はまるでバブル時の日本のように、いや、それ以上のスピード感がある。一瞬の判断が命取りとなる。そして、チャレンジと希望の空気に満ち溢れている」と言います。
本当にその通りだと思います。父の仕事の手伝いの一環として、日本にある製麺工場のをたづねたのですが、咸陽市全体の麺をまかないたいと父が提案すると、日本の企業さんは、うちにはあまりにも大きすぎる話だからと断られてしまいました。
もちろん、不信感もあったのでしょうが、いまの日本の企業は多くにチャンスを逃しているのではないかと常々感じています。
人口から見る中国経済
中国はいま世界最大の人口を誇っています。そのうち、インドに取って代わられるのは目に見えていますが、それでもこの莫大な人口は、経済的に大きな影響を世界各国に及ぼしています。
日本でも「爆買い」が今もなお行われています。
僕はスタバでアルバイトをしているのですが、一個3000円もするタンブラーを12個いりの箱買いをする爆買い客もたまにいます。
その経済効果や、おそるべし!って感じですね。
今は、労働人口が一番多いですが、中国は今後30年で人類は未経験な超高齢社会に突入すると言われています。30年後には、老年人口が4億人もいる予想です。
これでも日本の総人口の約4倍、、、
僕はこの老年市場にチャンスがあるのではないかと考えています。まあ、自分のしたいこととは異なるので本腰を入れてやるつもりもありませんが…
日本は、経済成長ののち、社会制度が整い高齢社会に突入しました。しかし、中国は、あまりに急な経済成長が原因で、社会制度が整っていません。
だからこそ、そこを補うビジネスは必要だと考えています。
2000字をオーバーしてしまい、軽く祖国に帰省したことを紹介しようと思っていた文章がだいぶ重くなってしまいました(笑)
まだまだ紹介したいことがたくさんあったなと書き終わった今思いますが、ごちゃごちゃしてくるのでこれくらいにします。
中国についてもっと知りたい!という方はお気軽に連絡くださいな。
私も日本育ちでまだまだ分からないことも多いですが、一緒に勉強していけたらいいなと思っています。
お読みいただき、ありがとうございました。